ヤマヤマの中咽頭癌と戦うブログ

2015/03に手術、5月から放射線治療を体験しました。その後2016/03に胸腔鏡下の肺下葉摘出も体験。

今日は呼吸器外科診察、クリアー

恒例の診察の日だ。

問題なく、肺も数センチ下がってきて、順調だ。よかった。

今日はレントゲンと採血をした。レントゲンは3ヶ月ぶりくらいだった。採血も異常値なく、良い感じ。

いつも通りUFTの処方箋を入手しておわり。

次は、年明けの1月で、耳鼻咽喉科は12月にある。

安心。血圧は低いけどね。

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味覚がかなり良くなった事

去年7月に放射線治療を終えて、1年と5ヶ月が経過した。

その間味覚は徐々に良くなってきている。でも最近半年の改善ペースはかなりゆっくりだ。でも言えることは微妙にだけど良くなっているということだ。同じものを食べても味が変化しているように感じる。ラーメンの味が最近はよくわかるようになってきたし。

ただ、微妙な旨味はまだ薄くしか感じていない。

放射線治療をやる前の味覚の記憶が薄れてきたので、元々その食べ物がどんな味だったかは分からなくなりつつある。だから、家で食べてる時も、これは薄味なの? とか、家族と良くその味を確認する。

まだ道半ばとも言えるが、それでも治療直後に比べると雲泥の差差だから、嬉しいもんだ。

会社を早退したこと。

金曜日は朝起きた時から頭の奥の方がズーンという感じで鈍く痛かった。

たまにある頭痛と思っていた。雨も結構強く、これも気分が晴れない。

始発駅なので、電車で約30分寝た。これで良くなることもある。昨日はダメだった。

少し仕事をして10時過ぎに気分が悪くなってきた。

空いてる会議室で仮眠、1時間。起きても良くなってない。この時点で今日はダメだと決めて、全ての打ち合わせに欠席することを連絡した。

帰宅しようと思って、デスクに戻り支度をしてたところ、急にムカムカしてきた。トイレに駆け込んだ、すぐにゲロした。昼前だから胃の中には何もない。格闘が終わって、帰路へ。電車も真昼間だから座れる。またまた寝た。帰宅。

頭痛薬を飲んでまたまた寝た。4時間するとかなり良くなった。

そのまま良くなった。

原因が不明だ。

以上

生姜の季節

生姜は血行を良くするので、食べるとあったまる。そうすると体温が上がる、そして免疫力が上がる、効果が期待できる。と、信じて生姜を食べている。

きざんだ生姜をオーブンであったまるとすぐできる。これを味噌汁とか食事にかける。

本当に効果があるかわからないけど、暫くは続けてみようと思う。

 

 

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11/15は呼吸器外科の診察だ

前回から1.5ヶ月ぶりの診察だ。今回は、いつもの採血に加えてレントゲンも撮る予定だ。そしてUFTの処方箋を出してもらわなきゃ。

といずれも慣れたルーチンだけど、やっぱり診察に行くのは楽しくない。入院や手術の事を忘れたくても忘れられないけど、病院に着くと鮮明に思い出すんだよな。これは仕方ないな。

で、来週やるとその次は年明けになるかもしれない。

 

床屋の話

手術をして以来床屋はもっぱらQBハウスだ。

その理由は簡単で安いからではない。

髪を洗わない、椅子を倒さないからだ。

咽頭を切ってから、頭を後ろに反らせる体勢ができない。首の前が突っ張るというか伸びない。

美容室は仰向けで洗髪するので無理だ。床屋は前傾で洗髪するけど、これも意外に首に負担がかかる。これはできなくないが、くびの筋肉がつりそうになるので注意が必要だ。

これらの洗髪に気を使うのが嫌だ。だから、髪を洗わない方式の床屋がいい。それでいて時間がかからないところがいいと思ったらいつの間にかQBハウスになった。

生え際をジョリジョリ剃るのも、術跡はできなかったから、その面でも単純に髪を切るだけ、がうれしい。

自分ががん経験者と意識するとき

去年今年と連続して手術をした。

今年は胸腔鏡とはいえ入院して、下葉も摘出している。

最後の手術から7ヶ月が経過して、最近では自分ががん経験者だと認識することが少なくなって来た。

その中でも自覚せざるを得ないのは以下のようなときだ。

 

食事ーこれはどうしても、嚥下が完全じゃないし唾液不足なので水分摂取がマストなので思い出す。

 

荷物の上げ下げ、 これも左腕が肩の高さ以上上がらないので、制約がつくから思い出す。

 

風呂、やっぱり鏡に写るし。

 

当然これらの動きがなくても例えばエレベータ待ちのふとした数分間とかで思い出すことはある。また、芸能人などのがん情報やブログでも思い出す。

 

言えることは確実に日常生活が昔に近づいていることだ。と同時に老化も進むので、踏ん張りも必要になっている。今年49歳だからまだまだ先は長い。

副神経のこと

去年の中咽頭の手術の結果、首の副神経をカットしている。これは、術前の大量な説明の一部に入っていたのかもしれないけど、当時は情報オーバーロードかついろいろと頭いっぱいで、自覚はなかった。術後に、リンパが副神経と絡んでるようだったので切除したと主治医に告げられた。その時は、あそーと思ったに過ぎない。

その後リハビリが進み、左腕が肩の高さまでしか上がらないことに気がついた。あれ、これが後遺症かと認識した。

で、調べると、副神経っていうのは僧帽筋を動かす大事な奴だ。僧帽筋は、首後ろの付け根から肩甲骨にかけて三角形をした筋肉群のことで、腕の上げ下げと首の動きに関係する。

どうりで左腕が水平以上上がらないわけだ。また、首の付け根左側の筋肉がえぐれたように凹んでいる。その部分が筋肉が断線してるってわけだ。

先回の診察時に耳鼻咽喉科の主治医に聞いたら、この筋肉の断裂は元には戻らないそうだ。日常生活では痛くないからいいか。たまに肩がこる代わりに首の筋肉がつりそうになるけど、それの原因もやっぱり副神経の後遺症だよな。

出来ることは、腕肩をよく動かして結構を確保することくらいかな。

次の診察は11/15

前回病院に行ったのは10月5日なので、次の診察まで1ヶ月と10日があく。

先生からは2ヶ月でいいとも言われたけど、11月末は出張とかあり通院が難しいので、若干繰り上げた。この間隔を前提にUFTは処方されているから手持ち在庫は十分ある。

 

闘病ブログはいくつもある。

自分がこの病気になって以来、他の人の闘病状況を知り、参考にすることはよくある。

情報源として重要だ。

芸能人でもブログを書く人がいる、それは自由だ。これらのブログは、RSSリーダーとかでチェックして、多くの場合iPhoneまたはiPadで読んでいる。未読件数がアプリで表示される。芸能人のブログは1日に3〜4回も更新されるので、数日間見に行かないとあっという間に未読がたまる。もとは、闘病のところを知りたくて読んでたら、ブログは全然関係ない話題が過半数だったりする。

件数に連動して収入が増えるらしいからそうなるのかもしれない。でも読者からすると、本来見たい情報が相対的に減るのでつまらない。

ジュースの楽しみ

去年の中咽頭手術で入院の時、最初の4、5日は経口食はゼロ、鼻チューブから液体を流し込むだけだった。

その期間は、液体も飲むこと厳禁でうがいだけだ。でも喉が乾く。水が飲みたくてたまらない。高校の部活を思い出した。当時は練習中に水を飲むのはダメな時代だから、隙を見て水を飲むとかいう感じだった。

鼻チューブも取れて、いよいよ経口食となり、嬉しいけど飲み込むのがこれほど大変と感じたことはなかった。

この時点では、液体は誤飲の危険があるので、全てトロミ材を入れていた。味噌汁にも、おかゆにもである。当然飲み物にもそうした。

この頃は睡眠も2時間以上は続かないので、夜中もしょっちゅうおきる。その度に座る、喉の痰を席で出す、とかやってた。喉が乾く。

 

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そういう時に、憧れたのがジュースのがぶ飲み。でもできないから、紙コップ分のジュースにトロミを入れてスプーンでチビチビ飲む。これでも充分、冷たいものが喉を通る快感があった。