機内の急病人
マニラからの帰国便で、2時間くらい過ぎたところでトイレに立った。自分の席から後ろ側にトイレがあるので、行こうと思ったら、通路に横たわってお腹を押さえている女性を看護している人がいる。CAもメディカルキットみたいなやつをどこからか出してきて、その介護をしている女性の後ろにスタンバイしている。看護人は、小さな薬品ボトルみたいな透明な便を手に持って、多分注射の準備に取り掛かった。でも周りの人はパニックにはなっていないし、飛行機を航路途中の九州とかに緊急着立する気配もない。そのまま成田で着陸した。そこで、ドラマみたいに救急隊がガーっと入ってきて、病人を運び出すってこともなく普通だった。とすると、あの急病人は何だったのか、不思議である。