5年間で寛解
一般的にガンの場合、5年間再発が無ければ寛解という。
転移が全くなくて手術で切り取って終わり、という場合は根治ともいう。
私の場合、中咽頭は2020年3月が5年の節目にあたる。肺はその一年後だ。
首のリンパ転移があったので、私の場合は根治と呼ばないだろうと思っているがその呼称自体はあまり重要ではない。
5年間は長い。その間検査のたびにビクビクする。特にCTはヒヤヒヤする。自覚症状がなくても映ったりするからだ。
中咽頭のほうは2年半を経過したので、半分まできたという複雑な達成感がある。別に5年経ったら誰かがスイッチをオフにしてガンがなくなるわけではない。統計的に5年くらいで再発の確率が下がり止まりそこからは横ばいですよ、という意味だ。それはさておき、最近は早く時間が経てばいいと思う様になっている。今50歳だから、どっちかというと定年までの期間をゆっくりと、仕事は仕上げ的に頑張る時期だ。一方で寛解になりたいから、あと二年強早くすぎないかな、と思う部分がある。
再発率の曲線を見ると一年目で半分、二年目でさらに半分、そこから緩やかな下り曲線で下がるカーブだ。部位によって異なるし、あくまでも目安の人とわかっていても安心材料が欲しいので、こういう情報を見て、自分も再発率がすでに半分以下まで下がってきたのか〜と自己暗示している。