ヤマヤマの中咽頭癌と戦うブログ

2015/03に手術、5月から放射線治療を体験しました。その後2016/03に胸腔鏡下の肺下葉摘出も体験。

脅しの交渉手法

脅しの交渉と自分が呼ぶのは、「この条件を飲めないなら、我々はあなた方が困ることになることをする」という方法のことだ。例えば、自分が百貨店に勤務していて、他店がある商品を値下げしてきたため、売れなくなった。自店も値下げするようにメーカーと交渉の末、値下げはできないとメーカーが言ってきた。ここで粘り強く、しつこく値下げ交渉をやり続けるのではなく、「わかりました、では今後当店ではオタクの製品の取り扱いスペースを減らします」と報復手段をていじする。これが脅しの交渉だ。

日本人の平均的メンタリティーでは、いきなり脅し交渉になる場合が少ないと思う。これは、お互いの関係を長期に考えて、今目の前の交渉で利を得ても、1年間トータルで得をできたか? また長期にわたる2社の関係に悪影響を与えていないか? と考える傾向が強いからだ。

米国での経験では、かなり違う。担当者がコロコロ変わり、成果で報酬が決まる場合が多く、元々交渉の基本が脅しというか交換条件であり、盛んに脅しをする。あからさまな脅し風でなくても、明日までに決めれば何割引! とか、時間を特定して判断を迫るパターンはかなり多い。
子供の教育でも見られる。5歳くらいの子供がいて、お母さんと一緒に買い物をしている。そして子供がお店で何かを欲しいとおねだりをする、お母さんは「それかうなら、なになにそれそれを我慢するの」といきなり交換条件で返す。

で、どっちがいいか、と言っても仕方ないし、意味がないのでこれで終わり。